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コラム

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医局通信『更年期障害とホルモン補充療法』

2026.05.15

医師の坂田です。今年より婦人科疾患のお話を、このNews&Topicsのコーナーで少しずつ紹介していきます。よろしくお願いいたします。
今回は『更年期障害とホルモン補充療法』のお話です。

閉経前後の頃に体調を崩したり、ほてり、のぼせの症状があり元気がでない…こういう時には更年期障害という言葉を思い出してください。
更年期では、卵巣から産生される女性ホルモンの低下があり、更年期症状を起こすと考えられています。その症状には、ほてり、のぼせ、発汗、動悸、めまいなどの自律神経症状があり、不眠、不安、イライラ、抑うつ気分などの精神症状を伴うこともあります。ほかにも、腰痛、関節痛、乾燥感、排尿障害、性交障害などの身体症状もあります。

更年期障害に対する女性ホルモン補充療法は、減少した女性ホルモンを補うという理にかなった治療法です。女性ホルモン剤には、皮膚から吸収される薬と飲む薬とがあります。
ホルモン補充療法は、ほてり、のぼせなどの症状に有効で、性交障害の改善、長期的には骨折予防や脂質検査異常の改善、皮膚の萎縮予防などがあります。副作用としては、頻度は低いですが、血栓症、脳梗塞があげられます。また、黄体ホルモン剤を含むホルモン補充療法では、5年以上の服用で乳がんが増加すると言われていますので、服用開始後は一旦継続するかどうか毎年主治医と相談し、見直しをするのもひとつのいい方法です。