採卵
- 卵巣刺激により発育する卵胞を増やし、一定サイズになれば採卵を行う
- 採卵2日前に、卵子を成熟させる薬剤を投与する
- 膣越しに卵胞を針で刺し、卵子を体外へ回収する
- 採卵当日に受精させる
採卵では、卵巣刺激により複数の卵胞を発育させます。卵胞が18mm以上になったあたりを目安に、卵胞を最終成熟させる薬剤を投与し、その2日後に金属の針を用いて卵胞から卵子を体外に取り出します。取り出した卵子は当日中に精子とかけ合わせて受精させます。
卵巣刺激法のルールと考え方
- 卵子を増やしたい場合は一般法、卵子を増やしたくないか増えない場合は低刺激法
- 注射開始のタイミングが早いのが一般法、遅いのが低刺激法
- 排卵を抑える方法で名前が変わる
- 卵子を増やした場合はすぐには子宮内へ戻せない
卵巣刺激法は、「卵子をどれくらい採るか」と「排卵をどう抑えるか」で決まります。多く採る方法が一般法、少なめが低刺激法です。一般法には、注射薬で抑えるアンタゴニスト法、内服薬で抑えるPPOS法、点鼻薬を使うショート法・ロング法があります。低刺激法は主に注射薬で排卵を抑えます。採卵あたりの妊娠率を考え、基本は一般法を選択します。受精卵をすぐ戻す新鮮胚移植か、いったん凍結してから戻す凍結融解胚移植かによっても刺激法は変わります。また、卵子を増やしすぎると卵巣過剰刺激症候群という合併症のリスクがあるため、効果と安全性のバランスを考えて方法を決定します。
一般法と低刺激法
- 注射開始のタイミングが早いのが一般法、遅いのが低刺激法
卵巣刺激には注射薬と内服薬を使用しますが、中心となるのは注射薬です。一般法と低刺激法は、注射薬を開始するタイミングが異なります。卵子の獲得個数を増やしたい場合は、早めに注射を開始したほうが良く、一般法では月経2-3日目から注射を開始します。これに対し、低刺激法では最初は内服薬から開始し、注射を遅らせて開始します。