卵管性不妊の診断
- 卵管性不妊では受精や受精卵の輸送で問題が起こる
- 過去の感染症や病気、手術などが原因となることがある
- 主に子宮卵管造影検査で診断を行う
卵管性不妊とは、卵管の通りが悪い、または働きが低下することで、卵子や精子、受精卵がうまく移動できず、妊娠しにくくなる状態を指します。頻度は、不妊症全体の約20~30%程度と比較的よくみられる原因の一つであり、内膜症などの病気や感染症、手術の影響が原因となることがあります。主に子宮卵管造影検査によって診断を行います。
卵管狭窄
- 卵管の通りが悪いことを、卵管狭窄と呼ぶ
- 自然妊娠率や人工授精の妊娠率が下がることがある
卵管狭窄とは、卵管が部分的に細くなり、卵子や精子、受精卵が通りにくくなった状態を指します。完全に詰まっていなくても、通過が妨げられることで妊娠しにくくなることがあります。
卵管閉塞
- 卵管が通っていないことを、卵管閉塞と呼ぶ
- 自然妊娠や人工授精での妊娠が難しいことがある
卵管閉塞とは、卵管が完全に詰まってしまい、卵子や精子、受精卵が通れなくなった状態を指します。そのため自然に受精が起こらず、妊娠が難しくなります。
卵管留水症(卵管水腫)
- 卵管が袋状へ変化して中に水が溜まったのが、卵管留水症(卵管水腫)
- 自然妊娠や人工授精での妊娠が難しいだけでなく、体外受精の妊娠率にも影響することがある
卵管留水症とは、卵管の先端部(卵管采)が詰まり、中に液体がたまって袋状に変化してしまった状態を指します。卵子や精子、受精卵の通過を妨げるだけでなく、たまった液体が子宮内に流れ込むことで、着床しにくくなることがあり、体外受精・胚移植にも影響することがあります。