予防接種とは、ワクチンを接種して、病気に対する免疫をつけたり、免疫を強くすることをいいます。自分自身の病気の予防をしたり症状を軽くするだけでなく、社会全体に病気が流行するのを防ぐ効果もあります。
当クリニックでは、下記の各種予防接種を実施しています。
予防接種は予約制です。在庫の確認をいたしますので、お電話にてご予約をお取りください。
皮膚に発疹がでたり、耳の後ろなどにあるリンパ節が腫れることも特徴です。風疹は『三日はしか』と呼ばれることもあり、麻しん(はしか)に似ていますが、それと比べて症状は軽いです。
しかし妊娠中に、風しんにかかると、風しんウイルスが赤ちゃんにも感染し赤ちゃんの先天性風しん症候群 を起こすとされています。これを予防するための対策として、各自治体では風しんワクチン接種費用の公費助成を行っています。
詳しくは下記のリンクをご覧ください。
・16歳以上(小さいお子様は小児科へお願いします)
先天性風しん症候群対策事業の対象者は上記リンクをご確認ください。
◎ワクチン名:乾燥弱毒性風しんワクチン(生ワクチン)
ワクチン接種をすることにより、95%程度の人が風しんウイルスに対する免疫を得ることができると言われています。1回の予防接種では十分な免疫が獲得できなかった方も2回受けられた場合、その多くの方が免疫を得ることができます。また接種後、時が経つにつれ免疫が低下してきた方に対しても、追加接種を受けることで免疫が得られる効果があります。
注射した部分の痛み、発熱や発疹等がみられることがあります。
まれな頻度でアナフィラキシー(急性のアレルギー反応)が発生する場合があります。
・接種回数:1回~2回
・接種方法:皮下注射
・接種費用:6,600円 (税込)
・コロナワクチン接種後は2週間以上接種を控えてください。
※妊娠されている方は接種を受けることはできません。妊娠希望の方は接種後2カ月は避妊が必要です。
麻しんウイルスにより、発疹、発熱などの症状を引き起こす急性の全身感染症で、肺炎、中耳炎、脳炎などを合併し重篤化する可能性もあります。
感染経路は空気感染、飛沫感染、接触感染で、その感染力は非常に強く、免疫のない人が感染するとほぼ100%発症します。
麻しんの疑いがある場合は、まずは医療機関に電話で伝え、受診の注意点を確認しその指示に従ってください。公共交通機関のご利用は避けるようにしましょう。
感染した方と接触した場合は、72時間以内のワクチン接種で、発症を予防できる可能性があります。
ワクチン接種をすることにより、95%程度の人が麻しんウイルスに対する免疫を得ることができると言われています。
・16歳以上(小さいお子様は小児科へお願いします)
◎ワクチン名:乾燥弱毒性麻しんワクチン(生ワクチン)
麻しんにかかったことのある方は予防接種よりも抗体の定着は良く、一生免疫が持続すると言われていますが、予防接種においては、1回の予防接種では十分な免疫が獲得できなかった方もおられることから、2006年から小児の2回接種制度が始まりました。
それ以前にお生まれの方で、予防接種歴や麻しんの罹患歴が分からない方は予防接種を検討することをお勧めします。
注射した部分の痛み、発熱、発疹、鼻汁、咳等がみられることがあります。
まれな頻度でアナフィラキシー(急性のアレルギー反応)が発生する場合があります。
・接種回数:1回~2回
・接種方法:皮下注射
・接種費用:1回6,600円(税込)
・接種2回目が必要な方は医師と相談の上接種
・コロナワクチン接種後は2週間以上接種を控えてください。
※妊娠されている方は接種を受けることはできません。妊娠希望の方は接種後2カ月は避妊が必要です。
※当面の間入荷未定です。詳しくは厚労省『ワクチンの供給について』をお読みください。
上記の風疹と麻疹をご覧ください。
・16歳以上(小さいお子様は小児科へお願いします)
先天性風しん症候群対策事業の対象者は下記リンクをご確認ください。
◎ワクチン名:乾燥弱毒性麻しん風しん混合ワクチン/MRワクチン(生ワクチン)
注射した部分の痛み、発熱や発疹等がみられることがあります。
まれな頻度でアナフィラキシー(急性のアレルギー反応)が発生する場合があります。
・接種回数:1回~2回
・接種方法:皮下注射
・接種費用:11,000円(税込)
・コロナワクチン接種後は2週間以上接種を控えてください。
※妊娠されている方は接種を受けることはできません。妊娠希望の方は接種後2カ月は避妊が必要です。
※現在、出荷調整中のため前払いの後に発注を行い、予約日を決めて頂くようになります。詳しくは厚労省『ワクチンの供給について』をお読みください。
子宮頸がんは若年層で発症する割合が比較的高く、原因のほとんどがヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染によるものです。HPVに感染しても、ほとんどの人ではウイルスが自然に消えますが、一部の人でがんになってしまうことがあります。200種類以上あるHPVのうち、子宮頸がんの原因となるタイプが少なくとも15種類あることがわかっています。HPVワクチンは、この一部の感染を防ぐことができます。
・公費接種:小学6年~高校1年相当の女の子
・キャッチアップ接種(2025年3月まで):平成9年度生まれ~平成19年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2008年4月1日)までの女性
・定期接種の対象年齢でない方も、任意接種として受けることは可能です。(全額自己負担)
※この場合、万が一健康被害が生じた場合は、予防接種法に基づく予防接種健康被害救済 制度ではなく、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づく医薬品副作用被害救済制 度の対象となります。
▷日本では9歳以上の男女にガーダシル(4価ワクチン)の接種は承認されていますが、シルガード9(9価ワクチン)は9歳以上の女性が適応で、男性は適応外です。(メーカー及び厚生労働省 感染症・予防接種相談窓口確認済み。2024年10月現在)
◎ワクチン名:シルガード🄬9(不活化ワクチン)
HPV6型、11型、16型、18型、31型、33型、45型、52型、58型の感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。
HPVワクチンの接種は、世界保健機関(WHO)や諸外国の保健機関においても、基本的には同じ種類のワクチンでの接種が推奨されています。しかし、2価または4価のHPVワクチンで規定回数の一部をおこない、やむを得ない場合は、9価のHPVワクチンを9価の接種間隔で残りの回数の接種を行う交互接種も許容されています。(2価または4価で3回接種が完了している場合はできません。)
注射した部分の痛み、発熱や発疹等がみられることがあります。
まれな頻度でアナフィラキシー(急性のアレルギー反応)が発生する場合があります。
また、厚労省において機能性身体症状であると考えられている「多様な症状」の報告もあり、この症状は人によって様々です。
・接種回数:
1回目の接種を15歳になるまでに受ける場合→2回
1回目の接種を15歳になってから受ける場合→3回
※1回目の接種を15歳になるまでに受ける場合は2回の接種が必要ですが、1回目を2価または4価のHPVワクチンで接種していた場合、9価との交互接種では2回接種法は適用さ れず、合計3回の接種が必要になります。
・接種方法:筋肉注射
・接種費用:任意の場合1回33,000円(税込)
・HPV ワクチンと他のワクチン(新型コロナワクチンを除く)との接種間隔に制限はありません。医師が必要と認めた場合には、他のワクチンと同時に接種することができます。
帯状疱疹とは、水膨れを伴う赤い発疹が体の左右どちらかに、帯状に出る皮膚の疾患です。強い痛みを伴うことが多く、症状は3~4週間続きます。50歳以上で帯状疱疹になった約2割の方には、皮膚症状が治った後も、帯状疱疹後神経痛と呼ばれる痛みが残ることがあります。
帯状疱疹は50歳以上から発症率が高くなり、80歳までの約3人に1人がかかると言われています。
この帯状疱疹は、多くの人が子供の時にかかる水ぼうそうのウイルスが原因で起こります。水ぼうそうは、治った後もウイルスは生き続けて体内に潜伏します。加齢などによる免疫力の低下がおもな原因ですが、疲労やストレスなどがきっかけとなって再び活動を起こし、今度は水疱瘡ではなく、帯状疱疹を引き起こします。
・50歳以上
◎ワクチン名:シングリックス(不活化ワクチン)
2020年に認可され、ウイルスの感染性をもたない部分だけが含まれています(組換えワクチンと呼ばれます)。
2か月間隔で2回接種(合計2本)が必要ですが、予防効果が90%以上と高く、効果の持続も長いため、弱毒生水痘ワクチンより好んで使用されます。生ワクチンを接種できない免疫抑制状態の方でも接種可能です。
注射した部分の痛み、疲労、頭痛、筋肉や関節の痛み等がみられることがあります。 まれな頻度でアナフィラキシー(急性のアレルギー反応)が発生する場合があります。
・接種回数:2回
・接種方法:筋肉内注射
・接種費用:1回22,000円(税込)
・接種2回目は、2ヶ月~6ヶ月以内に接種
・コロナワクチン接種後は2週間以上接種を控えてください
インフルエンザウイルスを病原体とする急性の呼吸器感染症で、主な症状としては38℃以上の高熱・頭痛・関節痛・筋肉痛などの全身症状と、のどの痛み・咳・鼻水などです。
妊娠中、インフルエンザにかかると、肺炎や呼吸不全などの重篤な母体合併症を起こすとされており、また、妊娠後半にインフルエンザにかかった妊婦は重症化しやすく、早産を起こすリスクが高いことも明らかになっています。
・16歳以上(小さいお子様は小児科へお願いします)
◎ワクチン名:インフルエンザHAワクチン(不活化ワクチン)
ワクチン接種は、インフルエンザ発症予防及び重症化防止効果を有しており、不活化ワクチン(毒性がなく、ウイルスを殺し、免疫を作るのに必要な成分を取り出したもの)のため、妊婦や胎児に有害事象を起こさず、妊娠全期間から授乳中も接種が可能です。
しかし、卵アレルギーのある方へのインフルエンザワクチン接種は避けるべきです。
注射した部分の痛み、疲労、頭痛、筋肉や関節の痛み等がみられることがあります。 まれな頻度でアナフィラキシー(急性のアレルギー反応)が発生する場合があります。
・接種回数:1回
・接種方法:皮下注射
・接種費用:3,850円(税込)
・接種時期は、毎年10月頃~(入荷次第お知らせします)
・コロナワクチン接種と同時接種が可能です。
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