院長ブログ『膀胱炎』
膀胱炎とは膀胱に炎症を起こすことで、女性に多くみられます。
原因の多くが、大腸菌などの腸内細菌が尿道を通って膀胱の中に入り増殖することで引き起こされます。主な誘因として尿意を我慢したり、過度の疲労、冷え、性交渉などが挙げられます。
症状で特に多いのが残尿感や排尿時痛。スッキリ排尿した感じがないとか、排尿の後半から排尿後に痛みを感じること、そして頻尿。炎症によって膀胱が刺激されるため、トイレに行く回数が増えます。症状によっては血尿や発熱などもみられます。
治療はというと、主に細菌性によるものの為、抗生剤を数日間服用することが基本で、殆どの方が改善されます。ただし、妊娠中の方は使用できないものもあるので注意が必要です。
膀胱炎にならないためにも日頃からの予防が大切です。
・我慢せずトイレに行く
・水分量を増やし尿量を増やす(菌を洗い流し炎症を抑えられる)
・体を冷やさない
・十分な睡眠時間をとる
・陰部を清潔に保つため、排便後など女性は前から後方へ向けて拭くこと
膀胱炎は身近な、なりやすい病気なので、毎日の生活習慣を心掛けるように気を付けましょう。
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