採血や注射が多いと思ったことはないですか?
不妊治療は他の病気と違って 来院回数も採血も注射も多く精神的な負担も多いことと思います。
そこで今回は、採血についてお伝えし、少しでも御自身の今の状態を知っていただき積極的に治療に参加し、より早い妊娠へと結びつけられるヒントになればと、皆様からの質問の多い採血について説明させていただきます。
妊娠へ向かう治療期間において 来院する日は大きく分けて3つあります。
① 卵胞を育てる時期
② 排卵の時期
③ 排卵後の時期
①の時期は卵胞が大きくなるにつれてエストラジオール(E2)もどんどん増え成熟するとはじめの頃の数倍にもなります。
②排卵の目安となる黄体形成ホルモン(LH)を測ると妊娠しやすい日を予測しやすくなります。
③良い排卵が終わり受精卵が内膜に着床しやすいような準備ができているかをみます。
もちろん これら3つの項目以外にも感染症や甲状腺いくつか大切な採血がありますが、こうしたホルモンは月経周期によって大きく変動するため、常に超音波検査などと組み合わせたり、場合によってはサポートするような注射も必要になる事もあります。
たくさんの検査や処置、来院回数とありますが、今日の(来院日の)御自身の時期をしっかり把握して、なぜ必要なのかを理解したうえで治療に参加していただくことを、少しでもサポートできればと処置室スタッフ一同技術を磨いて応援させて頂きます。