成長期に骨量を高めよう
今日は放射線科よりお話します。
皆さんは、人間の骨は何個あるかご存知ですか?
赤ちゃんで約305個、成人で約206個。赤ちゃんの方が多いんです。
消えていくのか?…そうではありません。
赤ちゃんの骨は成長に備えて、骨幹(こっかん)と骨端(こったん)という部分に分かれていて、隙間に軟骨があるからです。骨の成長が止まる頃にすきまの軟骨が骨に変わっていき骨幹と骨端がくっつくので骨の数が減っていくのです。
X線で撮影するとこの軟骨の部分が線として写りこれを骨端線(こったんせん)といい、骨端線が写るとまだまだ成長するということがわかります。
骨端線は男子は17歳上、女子は15歳以上で消えると言われています。
また人生で骨量が最も多くなるのは、男性で20歳、女性で18歳といわれており、40代以降は加齢にともない骨量は減っていきます。
成長期にいかに骨量を高めるかが将来の骨の健康を維持する鍵になります。
現状を維持するためには①運動、②カルシウム、③日光浴が大切です。
これからの季節、カルシウムを含む美味しいものをたくさん食べ、外で元気に歩いてみませんか。
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