妊活エクササイズ『ヒップヒンジY-W』
今回のエクササイズは、寒さで固まった肩や背中を大きく動かし、脊椎と股関節部の連動性を高めることをポイントに置いております。
背部の筋肉群は体温上昇と姿勢維持に大きく関与しているため、今回のエクササイズは非常に重要となります。
背部と股関節部を連動させたエクササイズを行うことで筋温・体温上昇目的だけでなく体幹の安定性が高まり、骨盤周囲(卵巣、子宮のポジション)、骨盤底筋の安定化の向上に繋がっております。
エクササイズ『ヒップヒンジY-W』
※フェイスタオル使用
①:スタートポジション
☆壁から1足分離れた位置に立ち、お尻を壁に当てるように引く(上半身は前傾させる)
※膝から下が床と垂直になるように。
②:両手を伸ばす(上から見るとY字になる)
※息を吸う
③:肩甲骨を寄せるように両手を引く(上から見るとW字になる)
※息を吐く
1セットに左右10~15回程度行いましょう。
※動作中は背中が丸くならないように、丸くなると腹圧が抜け腰痛に繋がる恐れがあります。
日頃より呼吸を意識してエクササイズを行い、30分程度のウォーキングや半身浴で全身血流量の上昇、基礎体温の向上に繋がることを積極的に行いましょう。
【おしらせ】
妊活エクササイズは今回を持ちまして連載を終了とさせていただきます。
不妊体質の改善、不妊予防のための運動療法として今までご紹介してきましたが、妊活に限らず、姿勢矯正やカラダの歪みの抑制に期待でき、スポーツ前のウォーミングアップなどにも使えます。是非継続していただいて健康維持に役立ててください。
中野仁(なかのひとし)
プロフィール
JIN physical factory代表
鍼灸師/パーソナルトレーナー
トレーナー系専門学校在校時より現場でのサポートを始め、アスリートだけでなく、子供からお年寄りの健康をサポートしてきた。
その後、鍼灸専門学校へ進学し、整形外科でのリハビリ業務に従事し、東洋医学と西洋医学との融合させた施術と運動を組み合わせ指導を行い、現在はスポーツクラブを中心とした活動で、数多くのクライアントから支持されている。
金蘭会高校バレーボール部専属トレーナー(2015年〜2022年)
スポーツクラブNASトレーナー(2017年〜
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