妊娠しやすい身体づくり『男性編』
精子の数や運動率は基準を上回っているのになかなか妊娠しない・・・
それは、精子の質が低下しているからかもしれません。
質の低下として精子のDNA損傷が挙げられます。
精子にDNAの損傷があると、受精しなかったり、受精しても正常な胚に育ってこないのです。
原因として、普段の生活習慣や精索静脈瘤による酸化ストレスが精子に大きな影響を与えることが分かってきています。生活習慣で、タバコ、ストレス、深酒、睡眠不足、運動不足、過度な運動、肥満(食生活)など思い当たる項目はないでしょうか?
精子の質を高め、妊娠率を上げるために出来ることは、上記の生活習慣の見直しと精索静脈瘤の治療などです。
●体を動かすこと
運動不足は体力や筋力の低下につながり生活習慣病誘発することにもなります。精巣の血流に活性酸素が溜まり精子を傷つけるので、意識して体を動かし、血流の改善をすようにしましょう。
●肥満の予防(食生活の改善)
活性酸素を減らす効果のあるビタミンの摂取、精子の運動率改善に期待が持てる魚介類に含まれるオメガ3脂肪酸の摂取を意識し、食生活を改善し肥満の予防を。
●睡眠の改善
睡眠不足になると、精子の形成を促すテストステロンというホルモンが減少します。ただ“長い睡眠”をとるのではなく、朝と昼は日の光をしっかり浴び、“質の良い睡眠”を意識し、体内時計を整えましょう。
検査の2,3日前に行うだけでは効果は期待できませんが、少し生活を見直し継続することで、精子の質の改善に繋がりますので、出来るところから始められてはいかがでしょうか。
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