体質改善で授かり力を高めよう
看護師から体質改善についてお話します。
人間は酸素によって生命を維持していますが、この酸素によって体は日々酸化しています。これを活性酸素と呼び、この活性酸素によって体がさびてしまう酸化と、高脂肪のものを摂ることによって免疫機能が過剰に働き炎上してしまう炎症は、どちらも老化を促進し、妊娠の妨げになってしまいます。この予防には抗酸化、抗炎症作用の食べ物を摂取などがあります。
見た目が若い方でも、年齢と共に卵子は必ず老化していきます。
では予防に何を食べればいいですか?という質問を受けることがあります。
まずは、それぞれの栄養素をバランスよく摂って下さい。また、それにプラスしてイワシや鯖などの青魚に多く含まれる、DHAやEPAも摂取すると良いです。主に、EPAは乳幼児の脳や神経の発達に、DHAは血液・血管の健康維持に良いと言われていますが、EPAは体内でDHAに変換することもできるので、どちらを積極的に摂っていただいても構いません。
また、きのこ類や食物繊維を多く含む食品や、発酵食品などを摂るようにして腸内環境を整えることも大切です。逆に、揚げ物やスナック菓子に使われているコーン油やマーガリンなどAA(アラキドン酸)を多く含む食品は細胞の炎症を引き起こす元になるため、食べる量には十分注意をするようにしましょう。
体の為に何を食べるか、妊娠を阻害するものをどう減らすか、食事内容をもう一度見直すことで、根本的な体質改善に繋がっていくと思います。
これら食生活のことは、妊活(妊娠を目的)とするには、補足的で細やかなことだと思われるかもしれません。ですが、その小さな積み重ね1つ1つが“妊娠”という大きな目標に繋がっていくのではないでしょうか。
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