マイナ保険証のシステム導入義務化について
マイナンバーカードの保険証(マイナ保険証)による、オンライン資格確認のシステム導入義務化に伴い、当院でも準備を進めております。(令和5年8月1日~予定)
政府は、現在使われている健康保険証を来年秋に廃止し、マイナンバーカードに一本化することを目指しております。マイナンバーカードを利⽤することにより、初めて⾏く医療機関や薬局でも、医療保険への加入状況や受け取ったお薬の情報などを、正確に伝えることができ、より良い医療を受けられることに繋がると期待されてのことです。
しかし、先行してマイナ保険証を取り扱っている医療機関等で、保険証の切り替え時期において『資格情報が正しく反映されていない』など、ご利用ができなかった事例が報告されております。
導入前に現時点での内容を少しまとめてご紹介しておきたいと思います。
事前準備と注意事項
▷マイナンバーカードはただ所有しているだけでは健康保険証としてご利用することはできません。保険証として利用するには事前登録が必要となります。
マイナポータルまたはセブン銀行ATMで、事前登録を行ってください。
▷マイナンバーカードを健康保険証として利用するには「初回のみ」ご利用お申し込みのお手続きが必要です。
※従来の健康保険証も引き続きご利用いただけます。
▷医療機関を受診する際には、マイナ保険証を毎回提出しなければならないとされております。(健康保険法施行規則第53条等)
▷退職や転居など保険の切り替え時に、資格情報が正しく反映されていなかったりするそうです。保険の確認が出来ない場合は、一時的に全額負担とさせていただき、後日保険証を確認したうえで、ご精算し返金させていただきます。
念のため、従来の健康保険証も普段からお持ちいただければ安心かと思います。
▷お薬情報も他院さんで処方されたお薬情報など反映にタイムラグが生じ、次回更新まで表示されないなど、しばらくはお薬手帳も併せてご持参ください。
また、マイナ保険証の利用はするが、情報取得に同意をされない場合は、内容を知ることができませんのでお薬手帳をご持参ご提出ください。
▷オンライン資格確認では限度額適用認定証のお手続きやご提示は不要ですが、公費医療証等は情報取得ができませんので、お持ちの方は受診時に必ずご持参ください。
▷マイナ保険証は、ご本人様がカードリーダーに置いていただき、タッチパネルで操作をしていただく必要があります。このマイナ受付では、認証エラーに回数制限があり、暗証番号は3回、顔認証は10回まで。…ですので、スタッフが代理で操作することはいたしませんので予めご了承ください。
なお、ロックされた場合は自治体窓口で解除していただくようになります。
エラーは蓄積型で他院で間違えても、日付が変わっても、エラーの回数は消えません。
▷上記体制の整備に伴い、令和5年8月1日(予定)から12月まで下記の医療情報・システム基盤整備体制充実加算が算定されます。
もっと知りたい!カードの保険証利用のあれこれ!をご参照ください。
Q4.マイナンバーカードを健康保険証として利用した場合の窓口負担はどのようになりますか。
【参考資料】
マイナンバーカードの保険証利用について特設ページ(厚労省)
マイナンバーカードの保険証利用(動画)
「マイナ受付」では限度額適用認定証等の提示が不要です
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