院長ブログ『その症状 ”低血圧” が原因かも』
朝起きづらく、午前中やる気はあるけれど身体がだるい、めまい、立ちくらみ、頭痛、疲れやすい… このような症状が続く場合は、低血圧のせいかもしれません。
低血圧は高血圧と比べ国際的な基準がなく、確定的なものではありませんが、医療機関によっては最大血圧が100mmHg以下を目安にしています。
低血圧には、体質的に血圧が低い場合や遺伝からくる本態性低血圧と、下垂体や副腎、甲状腺などのホルモンの機能低下症などが原因で起こる二次性低血圧、立ち上がった時などにフラッとする起立性低血圧があります。
改善法としては、まずは3食きちんと食べるように心掛けることです。特にたんぱく質(肉、魚、豆など)やミネラル(野菜、海草類)を積極的に摂ることが大切です。また、水分もしっかり摂取しましょう。
水分を摂ることは、血液量を増やすことにつながります。ただし、脚にむくみが出る場合は控えたほうがいいでしょう。
低血圧の人は下半身に血液が滞りがちなので、下半身の筋肉を強化する運動、水泳やウォーキングがおすすめです。入浴の際、手足に水をかけたり、冷水でしぼったタオルで体を拭く習慣をつけると、血行を促進効果に期待できます。
そして夜更かしはせず、1日5~10分ずつでも良いので早く寝て、早く起きるように心掛けましょう。
もちろん、引き金になった病があればその治療も必要になります。立ち上がった時などにフラッとする症状は、貧血からきていることもありますので、立ち眩みの原因をつきとめ、正しく治療することが大切です。貧血についてはまたの機会にお話させていただきます。
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