更年期治療
更年期障害とは
個人差はありますが、だいたい45歳頃から55歳頃までを更年期といいます。
この更年期に入ると、閉経という自然現象とともに、身体の変調が訪れます。
更年期障害とは、エストロゲン(女性ホルモンの1種)の分泌量が少なくなることで、自律神経失調症状があらわれます。
一番多いのは、ホットフラッシュとよばれる顔のほてりや、のぼせ、発汗です。その他にも、神経過敏症、疲労感、イライラ、めまい感、不眠症、憂うつ、動悸、記憶力衰退、頭痛、冷え、しびれなどがあらわれることです。
更年期障害の検査
- 問診
- 問診表を毎回、記入していただきます。更年期障害の重症度、治療による効果判定の目安にします。
- ホルモン検査
- ホルモン補充療法の必要性を把握するため、検査をします。
- 子宮卵巣超音波検査
- 子宮筋腫などがある場合はホルモン補充療法ができません。ホルモン補充療法ができるかどうかの確認及び、患者さんの健康管理のために実施しています。
- 血液生化学検査、心電図、尿検査
- 更年期障害によく似た症状のでる成人病でないことを確認するために実施しています。
治療管理上、必要な検査
- 子宮癌検査(頚部・体部)
- ホルモン補充療法をされている方の健康管理のために検査を実施しています。
- 骨密度検査
- 当クリニックではDEXA法(二重エネルギーエックス線吸収測定法)にて、前腕を使った骨密度検査を実施しています。
- 乳がん検診
- ホルモン補充療法をされている方の健康管理のために必要な検査です。乳腺専門の医療機関等で定期的な検診をお受けください。
更年期障害の治療法
更年期障害の治療は、ホルモン補充療法(HRT)が中心となります。
とはいえ、更年期の症状は人それぞれですので、お一人おひとりに合わせて、不眠やイライラ、頭痛など、つらい症状を抑えるためのお薬も処方しております。
ホルモン補充療法が体質的に合わない方でも、漢方療法やプラセンタ、サプリメントを積極的に取り入れて、症状を和らげることができますので、お気軽にご相談ください。
ホルモン補充療法
年齢とともに減少するエストロゲン(女性ホルモンの1種)補う更年期障害の基本的な治療法です。保険適用。
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プラセンタ療法
更年期障害の治療などホルモンバランスの乱れから起こる様々な症状の改善に期待できます。お昼休みなど、短い時間で可能です。
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漢方薬
月経のお悩み、冷え性や不妊治療、更年期治療に。おひとりおひとりの症状に合わせて処方いたします。
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