卵管鏡下卵管形成術(FT)とは、不妊の三大原因の1つ卵管因子において、卵管が詰まっている(卵管閉塞)、卵管が狭くなっている(卵管狭窄)と診断された場合に行われる、 卵管の通過障害を改善するためのカテーテル手術です。身体への負担が少なく、所要時間は30分程度であり日帰りでの治療が可能です。
手術は、バルーンという風船を内蔵したカテーテルを用いて、対象部位を押し広げます。
そして最後に、内蔵されている卵管鏡で卵管内の確認をします。
※他院で治療を継続しながら、当クリニックでFT手術のみ受けていただくことも可能です。
紹介状と一緒に、感染症や卵管造影の画像をお持ちください。
月経7 - 12日目頃の排卵までの時期に行います。
※FT手術を実施した周期も妊娠は可能です。
月曜日・火曜日・水曜日・金曜日(予約制) 時間は担当医にご相談ください。
当クリニックでは静脈麻酔を使用して行います。
麻酔から覚め、状態によってはお薬を処方する場合があります。
卵管鏡下卵管形成術(FT)は、健康保険適用の手術ですが保険点数が高いため『高額療養費制度』の対象となります。
ご自身で手続きをしていただき、事前に認定証をご提示いただければ、窓口でのお支払は自己負担限度額までとなります。
卵管鏡下卵管形成術(FT)当日までに、認定証のご提示が無い場合は、健康保険の負担金額を全額お支払いいただきます。
その後、高額療養費の申請をしていただきますと、後日ご加入の医療保険から差額が支給されます。
※お手続きは勤務先の保険担当、またはご加入の保険者に直接お問い合わせください。
片側の治療 約¥140,000
両側の治療 約¥280,000
所得 | 自己負担限度額 | |||
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年収 約1,160万円の方 | 約260,000円 | |||
年収 約770〜1,160万円の方 | 約180,000円 | |||
年収 約370〜770万円の方 | 約87,000円 | |||
〜約370万円の方 | 約57,600円 | |||
非課税者世帯等の方 | 約35,400円 |
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